ディンゴ

ディンゴ

特徴

ディンゴは例外なく赤みがかった茶色の毛で足と尾端が白い。耐久力は抜群、人間が知っている犬の中でもっともずる賢いと言われる。高い知能、優れた考察力、旺盛な独立心を備えている。極めて欲求の強い犬で、飼育と訓練には常に非常な責任が伴う。ディンゴが一般家庭向きではないことは強調しておかなければならない。実際、オーストラリアの大半の州では有害獣と見なされ、ペットとして飼育することは法律で禁じられている。羊や牛の放牧地にはディンゴよけの「ドッグフェンス」がたて巡らされ、家畜が草を食む地域をほとんど隈無く囲い込んでいるのが実情である。

ルーツ

オーストラリアの土着犬ディンゴは家畜化された犬の中では最古の種の一つである。何千年にも及ぶ地理的隔絶のおかげで他犬種との交雑もなく、タイプの純粋性が保たれてきた。オーストラリアン・ディンゴの学名はカニス・アンタルクティカス(Canis antarcticas)といい、古くからオーストラリア本土全域に生息していたが、タスマニアにはいなかった。ただしディンゴがオーストラリア固有種であるという確実な証拠はなく、先住民のアボリジニが海路オーストラリアに進入した最初期に、アジアの狼またはドール(インディアン・ウルフ・ドッグ)を連れてきてその飼い慣らされた個体から発達したというのが通説である。多数のディンゴは時折アボリジニの伴侶犬として飼われることもあったが、ヨーロッパ人の到来を機に次第に野生化していった。

動画

-ディンゴ-