イングリッシュ・トイ・スパニエル|キングチャールズスパニエル

イングリッシュ・トイ・スパニエル

特徴

イングリッシュ・トイ・スパニエルはずんぐりと角張った体型でサイズのわりに中身が充実している。犬種標準は体高を規定していないが、通例約25㎝である。被毛は癖のない長い絹状毛だがわずかに波打つ程度なら許されている。毛色はブレニム、トライカラー、ブラックアンドタン、ルビーである。

ルーツ

スプリンガー・スパニエル・タイプの小型個体はイギリスに何百年も存在していた。作業犬になることが唯一の運命であったとしたら、小さな犬はすべからく沙汰されていたに違いない。幸いペットというもう一つの生き方があり、小さいことはいいことだと思う人々に選ばれ愛された結果、いつしか純粋繁殖による生粋の伴侶犬として定着することになった。

一方、トイ・スパニエル・タイプの赤白と黒白の犬は中国からもヨーロッパに渡来し、大陸側諸国経由でイギリスに渡ってきた。どちらの毛色の犬も直接にはチャールズ二世の姉妹、オルレアンのヘンリエッタが連れてきたといわれる。ブラック・アンド・タンの犬は初期にはいなかったと考えられており、ルビーはさらに遅く出現したようである。

スコットランド女王メアリの寵愛を受けたトイ・スパニエルは名高く、イギリスのチャールズ二世に至っては人目をはばからぬ溺愛ぶりを示したため、犬種名にこの王様の名前「キング・チャールズ・スパニエル」がついたほどである。

しかし、イングリッシュ・トイ・スパニエルはジワリジワリと祖先の実用スパニエルの姿から遠ざけられていった。おそらくペキニーズやパグなど小型犬の血を導入したために、だんだん身幅が増えてずんぐるむっくりになり、頭部もいっそう極端な形状をするようになった。これでもかというほど短頭化の進んだ子犬たちは大いに珍重された。それは後世この犬種の烙印となった新しいキングチャールズスパニエル頭を作り出そうという流れになった。近年は古典的頭部はいくらか犠牲にしてもまともに歩ける犬を作ることが先決となった。

性格

先祖代々抱き犬として暮らしてきた過去があるため、どちらかと言えば「まつわりつき型」の性格になった。運動なんかしなくても飼い主のそばに座っているだけで幸福の絶頂にあり、高齢の愛犬家に大いに好まれている。従兄弟のキャバリアよりも内気で、知らない人と近づきになるには時間をかけたい。

健康管理

イングリッシュ・トイ・スパニエルは活発な犬ではないのでそれほど激しい運動は必要としません。散歩をさせたり庭で遊んだりさせましょう。耳と目は規則的に点検して清潔に保ち、週に一度はブラシで毛の手入れをしたい。

動画

-イングリッシュ・トイ・スパニエル|キングチャールズスパニエル-