キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリア

ルーツ

絶大な人気を誇るキャバリアの起源は、キング・チャールズ・スパニエルに言及せずには語れない。そして語り手は「鶏と卵」の状況に直面することになる。様々な狩猟スパニエルから小さな個体が生まれることがあったので、何らかのタイプのキング・チャールズ・スパニエルは16世紀からイギリスに存在していた。これらの小型犬は好奇心から保存され、やがてこればかりを選別して交配し、「トイ・スパニエル」が作られるようになった。初期にはスパニエルの祖先の影響もまだ大きかったことであろう。更なる人為沙汰の結果なのか、あるいは例えばパグなど東洋から輸入した小型犬種の異血が混じったものか、トイ・スパニエルの繁殖家たちは、いつしかそれまでよりはるかに誇張された頭部、鼻ぺしゃの平たい顔などを作り出すようになった。これが当時世間に気に入られたタイプで、繁殖からが固定しようと奮闘した犬であった。

犬種名は英国王チャールズ二世からもらっていて、この王様は多くのトーイ・スパニエルを飼い、日記作家サミュエル・ピープルによると、国事に勤しむより犬と戯れることにいっそう多くの時間を費やした。19世紀初頭あたりから小さなレッド・アンド・ホワイトのスパニエルの一血統がモールバラ公爵の一家によってブレニム宮で繁殖されるようになった。貴婦人のお供犬としての魅力もさることながら、キャバリアは猟野での作業もやりおおせるといわれた。一方同時代のキング・チャールズは、ますます持って極端な顔になりつつあり、昔の大画家の作品に書かれた華麗なスパニエルのタイプから逸脱してゆくように見えた。

第一次世界大戦が終結してドッグショーが再開されたとき、ショーベンチにおける唯一のタイプのキング・チャールズは、いや優る人気の鼻ぺちゃ顔とドーム型の頭をしていた。アメリカの富豪ロズウェル・エルドリッジが訪英した折、ステーンやメッツやゲインズボロなどの巨匠の絵画の犬を思わせるスパニエルが一頭もいないというのでいたく失望した。1926年、この人物は25ポンドの賞金(当時は莫大な額)を「オールドタイプ」の最高の質のブレニム・キング・チャールズ・スパニエルにかけた。この賞金は5年据え置かれた。このような申し出は当初キング・チャールズ愛好家の嘲笑をかった。だが太っ腹なエルドリッジの賞金を受け取るにふさわしい犬を作り出す気運が次第に高まっていった。1928年、1929年、そして1930年にアンズ・サンという犬が勝ち取り、この犬は今日のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの名で知られる犬種の標準書作成時のモデルとなった。

1945年、英国ケネル・クラブはキャバリアに独自の犬籍登録を許可し、その翌年、犬種初のチャンピオン・チャレンジサーティフィケイトを授与された。キャバリアの初代チャンピオンはデイウェル・ロジャーといい、アンズ・サンを父犬、アンス・サンの姉妹犬を母犬として生まれた犬であった。純粋犬種と認められたごく初期の頃から、キャバリアの人気は上昇の一途をたどり、キング・チャールズの人気を追い越してしまった。世界各地で非常に質の良いショードッグに改良され、手頃なサイズとおっとりした気だてでペットの鑑となっている。

特徴

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルはトーイ・スパニエルであるから、あくまでもそれらしく、重たげな粗野な作りであってはならない。優雅で活動的で、外向的な気質を持ち、のびのびと楽しげに歩かなくてはならない。ストップは浅く、口吻は先端がとがりすぎることなく次第に細まり、上唇に適度な厚みがある。目は大きく暗褐色で、つぶらではあるが出目ではなく、両目の間隔が広い。耳は長く飾り気が豊富で付け根はかなり高めである。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの毛色は4種類ある。

  1. ブラック・アンド・タン
  2. ルビー
  3. トライ・カラー
  4. ブレニム
キャバリアの理想体重は5.4-8キロである。晩成型の犬種で、おもしろいことに生後18ヶ月まで骨が成長し続けるようである。

性格

生まれながらの伴侶犬で完璧な抱き犬となる。穏和で情愛細やかで、攻撃性や臆病さは全くこの犬らしくない。あらゆることに意欲的に取り組む。他の犬や見知らぬ人に対してもすぐに仲よくなる社交的な犬です。

健康管理

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは本質的には小さな狩猟スパニエルなので適度な運動は必要です。

動画

-キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル-